野菜の定期便でもお馴染みの新潟県にある伊藤さんの農場で収穫されるにんじんは、独特の甘みと豊かな風味が特徴です。土壌の手入れから始まり、徹底した育成プロセスによって、その瑞々しさと深い味わいが生まれます。自然の恵みを活かし、化学物質を極力使わない栽培方法が、にんじんの風味に豊かさをもたらしています。消費者はその自然な甘さと独自の味を求め、伊藤さんのにんじんは地域だけでなく広く人気を博しています。

2023年に発生した相次ぐ台風や冷害。
この天災により、伊藤さん農家では規格外にんじんが大量発生してしまいました。規格外野菜とは、中身の品質は同じでも、市場流通の規格(サイズ・重量・色・形状など)に適合しないことで、市場に出回らない野菜のことです。
この話を聞いて、私が伊藤さんのところへひとっとび。その規格外のにんじんを試食させていただいたところ、そのまま食べても本当に甘い。小ぶりでも、伊藤さんが育てる人参ならではの自然の甘さと豊かな風味が詰まっています。「このまま廃棄するにはもったいない。この人参を食べやすいおやつに形を変えたら、にんじん嫌いな子供もきっと好きになる」と確信し、その想いがキャロットケーキの誕生するきっかけとなりました。

scsc arcのキャロットケーキの最大の特徴は、お砂糖(キビ砂糖)の使用を極力控え、人参そのものが持つ甘さを極限まで追求しているところです。他にもアーモンド粉を加えて風味を出し、さらにクリームチーズでアイシングをし、キャロットケーキのボリューム感をアップ。
「食べ応えがあり、にんじん嫌いな子供でも抵抗なく食べることができる」理想のキャロットケーキのイメージがぶれないように、何度も試作を重ねました。試作品を持ち帰り、家族や仲間に食べてもらい、意見を持ち込む社員もいました。
こうして納得のいくキャロットケーキが完成。「キャロットケーキのおかげで子供がにんじんを食べられるようになりました」というお客様からの嬉しいお声も頂戴しています。
これからも「栄養があって、おいしくて、幸せにするおやつ」をたくさん作っていきます。

子供の苦手な野菜ランキングでも堂々の上位を誇る「にんじん」でもその栄養素は本当にすばらしいものがあります